2010年9月21日火曜日
QuickEverレビュー
2010年9月17日金曜日
iPhoneのホーム画面晒してみる
第三回の企画参加
企画乗っかりが大好きなsuito、またしても企画モノです。
@ika621さんが開かれている「あなたのホーム画面を見せてください」に乗っかって、私のiPhoneのホーム画面をご紹介したいと思います。
私はよくEvernoteを紹介する上でEvernoteのノートブック、タグの画面を載せていますが、それはEvernoteは人によって全く違う形だから。Evernoteは使う人によって全然違ったものになるので、他人のEvernoteから新しい発見やひらめきが生まれることも多いんじゃないかなーと思ってます。
それはiPhoneにも同じことであり、むしろ20000を超えるアプリがあるんですから、1つとして同じホーム画面は無いでしょう。みんなで晒しあって新しく便利で楽しいアプリを開拓できればなと思います。
晒してみる
さてさて前置きが長くなりましたが私のホーム画面を紹介したいと思います。
メジャーどころのアプリが多いですかね?皆さん知ってるアプリだらけと思いますので、足早に説明します。
Dockアプリ
qStatus
Twitter投稿専用アプリ。お手軽さがたまらなく便利。クライアントを立ち上げると同期するわ重いわとイライラするんで、パパッと呟きたいときは全部これです。
写真、音楽、位置情報とかもつけれるのがいいですね。safariからbookmarkletが立ち上がればなおいい。
Egretlst
Evernoteのチェックボックスだけ見れるアプリ。私のブログでも何度か登場してます。生活関係はほとんどEvernoteにかき集めてるんで、これが無いと始まらないアプリNo.1です。当然本家より起動率高い。というかiPhoneアプリで起動率No.1だと思う。
Evernote
Evernote本家クライアント。ちょっと前まではほとんど立ち上げてなかったですが、EgretlistがEvernoteにヒモ付け出来るようになってから結構使う頻度上がりました。
基本はEgretlistからEvernoteに送る→すぐに見返すような内容ならスター付ける→次からはEvernoteのスター見ればOKって具合。
最近は安定度もそこそこになってきたので、「本家は重すぎてお蔵入り」と思ってる人も久しぶりに立ち上げてみると見直すかも?
FastEver
Evernoteにテキスト送るだけ。細かい説明ができないくらい単機能ですが、Evernoteを使う人は必須と言ってもいいくらい便利です。速さ=強さみたいなアプリ。アイコンが残念って声をよく聞きますが、僕はこのアイコン結構好き。オシャレじゃないけどパワフルな感じがEvernoteらしいな、とw
あとはiTunes。最近Bluetoothヘッドセット使い出してからヘッドセットから再生することが多いんであまりアクセスはしないですが、起動率かなり高め。ただダブルタップで目の前に出てくる唯一のアプリなんで、Dockに入れるまではないかな、と。
アイコンアプリ
Camera+
画像編集もできる万能(?)カメラ。編集がすごく簡単なのにいい風合いになるのがお気に入りです。このくらいできるアプリはたくさんあるんでしょうが、私はiPhoneであまり写真を撮らないんで、正直持て余してる感いっぱいなアプリ。カメラロールと別にアプリ内のアルバムに保存するのがやや面倒で、ちょっと私の使い方には合ってない感があります。(ホントはできるのかな?)理想はデフォルトカメラ+編集機能なカメラロール連動アプリ。
FastEver Snap
Evernote専用カメラ。Evernoteに入れること前提で写真を撮るときはこれ。Camera+と比べると編集なんてできないし、サイズ変更もできないしと機能は少ないですが、その分すごく軽いです。お手軽なので実はCamera+より起動率高め。
safari
もはや説明不要なデフォルトアプリ。色々浮気したけど、なんだかんだでブラウザはこれです。
moneybook
お金管理。初めてUIに一目ぼれしたアプリ。生活管理系のアプリは気に入ったのじゃないとすぐ使わなくなっちゃうんで、UIは一番大事と思います。だからちょっとバグがあってもカッコいいから気にしない!
嘘です、日付ズレは嫌です…直してください…
ComicGlass
zip、rar、pdfと本系のファイルは大抵読めるビューア。自炊する人には助かります。UIとかweb連携が弱いかな?とも思いますが、機能とコスパで全然気にならないです。むしろ本はそこそこファイルサイズ大きいんで、iTunesでUSB転送できるほうが楽だと思う。よくアップデートしてくれるってのもユーザーには嬉しい。
Skybook
青空文庫ビューアー。自作青空文庫も読めるのが嬉しいです。見た目も小説みたいなものからポップなものまで自由にできるのもいい。こっちは残念ながらUSB転送無し。ですがiPhoneハックアプリがあればローカルに直接置けるんで、全く問題ないです。
実は最近では上の2つをi文庫一つにまとめたいなーとも思案中。読みものは一つにまとめたいってのと、先日作者さまにお会いしてiPad版の素晴らしさを体験したのが理由。3つとも素晴らしいアプリなだけに悩んでます…
Simlenote
単機能メモアプリ。メモ専用クラウドサービスなので、軽いわ同期が楽だわといいこと尽くし。最近噂のDraftPadに押されがちですが、タグとか編集履歴とか意外と高性能な側面もありますし、まだまだ現役でしょう。メモアプリはほとんど使わない私のホーム画面を陣取ってるのは、web版のSimplenoteも軽快なのが大きいのかも。ブラウザでは常にタブロックして立ち上げてます。ブログの下書き、編集は全部ここ。
Reffils
カレンダー。google calendar同期の定番。機能は一通り揃ってるしチェックリストとかも付いてるので、すごく馴染みやすいアプリ。ただちょっともっさりかな…?最近は機能より外見に走り出したみたいで、スキン配布ばっかりなのがちょっとさみしい。(しかも有料)
touch goal
生活習慣をチェックするアプリ。一言で説明し辛いですが、毎日の習慣に得点を付けてやる気を出し、生活を見直そうってのがテーマです。色々弄りがいのあるアプリ。
未熟なとこが多い、連携が貧弱とかよく聞きますが、チェック項目を一元化できるのが楽で使ってます。ひとまず最低限のcsv出力は出来ます。
osfoora
Twitterクライアント。基本機能は十分すぎるくらい揃ってます。少し前に「重い遅い落ちる」の3Oで騒がれてましたが、今は問題無し。あとはリストとハッシュタグを強化すれば完璧。リストをカラム形式にしてくれることを密かに期待してます。
Reeder
google reader連携のRSSアプリ。不満なんてみじんもありません。最近アップデートがないのは、もうする内容がないからなんじゃ?と思えるくらい完成してます。そもそもRSSアプリの市場自体が完成しきっている感じなので、有名どころはどれも大差ないと思います。
foursqueare
最近始めました、よろしくお願いします!(suito1942/foursquare)
とにかくチェックインしまくれ!くらいしか考えてないので公式アプリで十分。これから色々使いこなしたいなーと思ってます。
フォルダ
Contact
電話、メール、Skype、電話帳など、人と連絡取りたいときに使うアプリ。ここにバッジが付いてると嬉しいです。
Utility
設定、App store、メモリ解放が入ってます。そこそこな起動率なんだけど、ホームには置くほどでは…ってアプリ。目の届くところに置いときたいなーと思ってここに置いてます。
Lifekit
天気、アラーム、電卓、ストップウォッチなど、頻繁に使う文房具的なアプリ。Utilityと何が違うんでしょうね、私自身よく分からないですwどちらも目の届く範囲ならいいかなあ、と。
Strage
写真、dropbox、picasaなど、データの置き場所にアクセスするものです。神アプリと名高いビューア兼ファイラ兼ダウンローダのgoodreaderもここ。このアプリだけでPCとのファイルのやり取りはほとんど事足りるから、ホント神アプリだと思います。
このくらいでしょうか。初めて見るアプリとかありましたか?いくつかニッチなのもありましたが、どれもおススメできるアプリばかりです。
気にしてることと言えば、ホーム画面はできるだけアイコンのままで置くこと。頻繁に起動するのでいちいちフォルダ開くのが面倒だから。あとフォルダには9個までしかアプリは入れない。パッと見て全部把握したいからです。
その代わり、2ページ目は全部フォルダ。中身も12個一杯まで入れてたりします。分け方はMap、Web、Music、Game、Illustrationなどなど。
そして3ページ目は無いという、少数精鋭な有能アプリ陣で頑張ってます。(単にたくさん入れても覚えられないからですw)
しかし自分のホーム画面を紹介すると、人のホーム画面が無性に見たくなるもんですね。僕が知らないアプリとかたくさんあるんでしょう。スクショだけでもいいので、是非見せて欲しい。この記事を読まれた方、よかったらあなたのスクショも見せてください。
2010年9月10日金曜日
ローカルノートブックの効果を測定してみた
オンラインの意味
私がEvernoteを使い始めた理由の一つに、クラウドwebサービスだから、というのがあります。
いつでもどこでもどんな端末でも見れる、クラウドの利点はその一点にあるわけですから、当然いつでもどこでもオンライン。しかし最近、果たしてそれに意味はあるのか?と考えます。普段iPhoneや外のPCからEvernoteを使うとき、「見たい」というより「見なければいけない」用途が多いのではないでしょうか。趣味で集めているライフログ、ネタwebクリップ、アーカイブ、この辺りをiPhoneから見ることは限りなくゼロ。実際私は一度も見たことが無いです。
ということは、これらのノートたちはオンラインである必要はないのでは?時間をかけて同期しなくても困らないのでは?と思ったのがきっかけ。
Macを常用しだしてからEvernoteもずいぶんと軽くなったので、同期の時間には全く不満はないのですが、一度気にしだすとやってみないと気が済まないので、実践してみました。
やる前に予想できるメリットは
1、同期に時間がかからない
2、iPhone、webのEvernoteが軽くなる(整理もしやすい)
3、容量を使わずに済む
逆にデメリットは
1、外で全てのノートに触れない(精神的なデメリット)
2、常にオンラインノートブックを整理する必要がある(ローカルノートブックの恩恵を受けるため)
3、デメリット2の結果、多分今以上に作業が面倒になる
4、ローカルデータは管理が個人に委ねられるので、消えたら最後(先日のデータ消失もあるので、オンラインでも安心はできませんが)
5、手書きメモのテキスト認識ができなくなる(この機能はwebでやってるからローカルじゃ動かない)
実際にやってみた
ノートブックのオンラインとローカルの属性は一度ノートブックを作るときにしか設定できません。
ですので手順は
1、適当な名前のローカルノートブックを作る(仮にAノートブック)
2、ローカル化したいオンラインノートブック内のノートを全てAノートブックに移動
3、空になったオンラインノートブックを削除、Aノートブックの名前を適宜修正
という具合。ノートブック間の移動は比較的楽なので、作業自体はらくちんです。あとはどんな具合か調査していくだけ。
ちょっとしたテスト
実践できるようにはしたもののすぐに効果は分からないので、測定テストをしました。成果を感想でまとめるより、ある程度数字で分かった方がローカルノートブック効果も伝わりやすいかなと思います。
試験内容
使うのはオンラインノートブック2つ(A)、(B)とローカルノートブック(C)
準備
webのEvernoteから60枚のノートを(A)に作成。
ひとまずMacのクライアントで同期。
このノート60枚を使ってテスト。測定を始める前は60枚のノート全て(A)に移して同期した後に行う。
試験内容、各同期時間を測定
1、そのまま再同期。
2、全てのノートを(B)に移動して再同期。
3、全てのノートを(C)に移動して再同期。
4、半分のノートを(A)、もう半分を(B)に移動して再同期。
5、半分のノートを(B)、もう半分を(C)に移動して再同期。
6、半分のノートを(C)、もう半分を(A)に移動して再同期。
7、(A)、(B)、(C)に均等に分けて再同期。
見やすいように図にしたらこんな感じ。
一応ローカルノートブックとオンラインノートブックだけでなく、差分更新と全更新の差とかも調査できるようにしました。
本当はもっと測定値をとってプロットしたり、Windowsでもやれば使い道も広がるんでしょうけど、なんせ手間がかかるのでこの程度でご了承ください。また、回線速度にムラが出ないよう深夜にまとめて測定しましたが、ある程度誤差はあると思います。その辺りも含めて、測定値を見ずに傾向を見てローカルノートブックの効果を掴んでもらえればと思います。
測定結果はこちら。
ノート数が少なすぎて分かり辛い結果になっていますが、総じて言えることは(B)が絡むと時間がかかっていること。これはオンラインノートブックからオンラインノートブックに移動すると、webでは2つのノートブックが更新されるため同期時間が長くなるということでしょう。裏付けに4と6の結果にもその傾向が表れています。本当は(A)、(B)の組み合わせは他の組み合わせに比べて倍の時間がかかるのか確認したかったんですが、今回はノート数が少ないこと、すべて白紙のノートで行ったこと、そもそも一回ずつの測定なんて当てにならないことなどの不安要素を考えると、この辺りが関の山でしょう。
iPhoneでもテスト
この測定値はMacで無線LNANIEEE 802.11bでの値ですが、もしプラットフォームが変わっても傾向は同じのはずです。つまり、iPhoneなど携帯端末の同期速度の向上も見込めるというわけです。実際どの程度違うものなのかと、少し実験してみました。
やったのは「inboxだけ常に空にする」ということ。Evernoteで最も更新されるノートブックは間違いなくinboxです。しかし私の場合、ほとんどはwebから自動ポストされるものなので、iPhoneで同期してすぐ見たいようなノートでは無いです。ということはこのノートブックの同期は完全に無駄。しかしinboxはデフォルトノートブックなので、同期しないわけにはいきません。なので、iPhoneでEvernoteを同期する前にPCでinboxを空にしてしまおう、という試みです。
実際に試したところ、体感速度はかなり早いです。測定はしてませんが、iPhoneのEvernoteを立ち上げても同期は1、2秒だけで、そのあとは快適そのもの。同時に今までたくさん並んでいたノートが最低限しか表示されなくなったので、随分見やすくなりました。iPhoneのEvernoteの記憶量が少なくなったので、閲覧や検索もサクサク行えます。正直、同期速度の向上よりこちらの恩恵が随分大きく感じました。
一方でデメリット
数字上では「ローカルノートブックは効果あり」と分かりましたが、これだけ快適にするにはデメリットも大きいです。
まず第一に、常にinboxを空にする必要があること。
inboxは全てのノートの通り道なので、人によっては一日でかなりのノートが作られます。ちなみに私は平均40枚前後、多分これでも少ない方だと思います。この溢れかえらんばかりのノートブックを常に空にしないといけないんですが、これがかなり面倒。
次にクラウドの意味がなくなること。
私が考えるクラウドの利点は「いつでもどこでも見れる」ことと、「データの保障がある」ことだと思います。しかしこのローカルノートブックを使ったノートには、それらが全く適用されなくなります。極端な話、ローカルにテキストを保存しているようなものです。Evernoteであればノートブックを移動すればすぐにオンラインに出来ますし、バックアップもとれますが、手を伸ばせば目の前にある安心感からは程遠くなります。
結局は使い方次第
このローカルノートブックには、色々と目に付く部分もあり、同時に大きな旨味もあります。いつものEvernoteを象と例えるなら、ローカルノートブックを使ったEvernoteは馬。スマートに早く動ける分、力では敵わないといった感じ。ですので、それぞれのメリット、デメリットを見なおして自分に合った使い方を考えてみるといいと思います。
私の場合普段のEvernoteの整理などはMBPを使っているので、本当にすべて持ち出したいときはMBPごと持ち出せるというところで妥協。また自宅のPC、Macはバックアップをとっているので、クラウドと同じレベルではないが、ある程度の保障はある。面倒なinboxの整理は、もともと使っていたセパレートノートブック(過去記事参照)をローカルノートブックにして、毎日そこに移動。整理はできてないが目的はinboxを空にすることなので、ひとまずこれでOK。
といった具合にしました。ちなみにセパレータノートブック本来の仮置き機能が一時置き場になってしまったので、現在はセパレータを2本に増やしてます。一時置き場の方は今までのinboxのような役割になってしまいました。
ローカルノートブックの効果を完璧に得るのは難しいですし、なにより疲れるので、適当な具合に実践するのがいいのかなと思います。白か黒ではなく、グレーで使える気楽さがEvernoteらしさでしょう。
最近の私のEvernoteのテーマは、適当で快適です。そんな人にはローカルノートブックはとてもオススメ。一度試してみてはどうでしょうか。