4と大してスペック変わらないけど、3GSユーザーの僕はこの機会に乗り換えます。
僕のような化石機種3G/3GSユーザーのためにSoftBankさんが用意した「実質無償機種変更キャンペーン」を使おうかなあと目論んでいました。
iPhone向け新キャンペーン「アレ コレ ソレ キャンペーン」、10月14日より開始 | ソフトバンクモバイル株式会社
(僕が使うのは実質無償機種変更キャンペーンのほうです)
このキャンペーン、3G/3GSの残積分が無くなるそうですが、そんなことあり得んの?
SoftBankの料金プランは、月々割やらで安くなる場合でも、機種代が直接安くなるなんてことはあり得ません。
「基本料金と機種代は固定、割引は通信費のみに適用」これが鉄則。
今回が特例?それとも勘違い?アホの僕がいくら考えても分かるはずもないので、近所のSoftBankショップで尋ねてきました。
なお、この記事を書いたあとにSoftBankから補足説明が入り、料金が変更されることもあり得ます。ご了承ください。
(現時点ではSoftBankのオペレーターもキャンペーン内容を理解していないレベルです)
3G/3GSの残債はホントに無くなるの?
結論から言ってしまえば、きちんと全額引かれます。
まず断っておかないといけないのは、僕はSoftBankの3G回線を使った通信をしません。
そのために生まれた疑問であって、回線をフルで使いながらSoftBankのお世話になる人にはまったく関係ありませんし、疑問に思うこともないでしょう。
きちんと全額引かれますのでご安心を。
とりあえず今回は僕の運用方法を例に上げます。
前述のとおり僕は3G通信をしないので、できるだけ月額が安くなるプランを選びます。
(3G通信を使う人はおもいっきりプランが変わるので注意)
まず、分かりやすいように基本的な料金体制をまとめましょう。(7円は省きます)
SoftBankでスマートフォンを最低料金で運用する場合、月額は2324円となります。
- 980円 ホワイトプラン(i) 基本使用料
- 315円 S! ベーシック(i)
- 1029円〜 パケットし放題forスマートフォン(最大4410円)
- 0円〜 通話料
次に、iPhone 4Sの端末代に関する料金が精算されます。
一つはiPhone 4Sの値段。今回はiPhone 4S 32GBとします。
もう一つは「パケットし放題forスマートフォン」の割引額です。
- 2400円 iPhone 4S 32GBの月額
- △1440円 「パケットし放題forスマートフォン」の割引額
更にiPhone 3G/3GSから乗り換える場合、それらに関する料金が精算されます。
一つはiPhone 3G/3GSの残積の割賦料金。今回はiPhone 3GS 32GBとします。
もう一つは今回の「実質無償機種変更キャンペーン」の割引額です。
- 2400円 iPhone 3GSの残積
- △2400円 実質無償機種変更キャンペーンの割引額
ここで注意するのが、
980円 + 315円 + 1029円〜 + 0円〜 + 2400円 - 1440円 + 2400円 -2400円 = 3284円〜
とはならない点です。
冒頭でも書きましたが、基本使用料と機種代からは割引が無いのがSoftBankです。
よって従来のSoftbank理論でいくと、もっと高額になるはずなのです。
980円 + 2400円 + 2400円 = 5780円
( 315円 + 1029円〜 + 0円〜 ) - 1440円 - 2400円 = α円 (0円以下は切り上げ)
5780円 + α円 = 5780円〜
およそ2500円も上がってしまいました。
割引される枠が決まっているので、通信して通信費をかさませないと損をするのです。
これだけ払うとなると、明らかに3G/3GSの料金はチャラにはなりません。
最初に僕が疑問に思ったのはこの点でした。(説明が長くなりました・・・)
しかし、ここで疑問を打ち消す特例が目に入りました。
SoftBankの告知ページには「iPhone 3G/3GSで残っている分割支払金と同等の金額を毎月の基本使用料、通信料などから値引きします。」とあるのです。
「"基本使用料"、通信料から」これは従来のSoftBankの料金体制と異なります。
「いつもと違うがホントに大丈夫か?」と不安になったので、SoftBank店舗を三件回ってきました。
実は店舗ごとに回答が違っていたんですが、明らかに不安そうなオペレーターにはセンターに問い合わせるようお願いしたら、「基本料からも割り引きます」とのこと。
今回は特例ということですね。では、基本料からも差し引いてもう一度計算しましょう。
2400円 + 2400円 = 4800円
( 315円 + 1029円〜 + 0円〜 ) - 1440円 = α円 (0円以下は切り上げ)
980円 + α円 - 2400円 = β円 (0円以下は切り上げ)
4800円 + α円 = 4800円〜
およそ1000円ほど安くなりました。
さて、ここでまた注意したい点があります。
上の式を見ると、「実質無償機種変更キャンペーン」によって割引される△2400円のほとんどが無駄になっているのが分かります。
最低料金で運用するとなると、差額は1420円。大きな額ですよね。
この点を同じくSoftBank支店三店舗で尋ねたところ、全店舗で「残積分全て割り引くまで繰り越します」との回答でした。
つまり、最低料金で運用する場合、基本使用料980円はiPhone 3G/3GSの残積分全て払い終わるまで0円となるということです。
これなら納得できますね。
払い終わったあとは、当然3G/3GSの月賦2400円はかかりませんし、「実質無償機種変更キャンペーン」の割引額もなくなります。
3G/3GS支払い後の月額料金を計算してみましょう。
980円 + 2400円 = 3380円
( 315円 + 1029円〜 + 0円〜 ) - 1440円 = α円 (0円以下は切り上げ)
3380円 + α円 = 3380円〜
当然ですが、iPhone 4S 32GBを新規契約した場合と同額となります。
かなり細かく説明したつもりですが、分かってもらえたでしょうか?
では、残積に適当な月数を入れてシミュレートしてみましょう。
今回の例は、7ヶ月残っているとします。
2400円 × 7ヶ月 ÷ 980円 = 17.142… 4800円〜の継続月数(今回は切り捨てます)
17ヶ月 × 4800円〜 = 81600円〜
( 24ヶ月 - 17ヶ月 ) × 3380円〜 = 23660円〜
81600円〜 + 23660円〜 = 105260円〜
105260円、高いか安いかは微妙なところですね。
最後に一つだけ、僕が気になっている式を載せておきます。
2324円 × 24ヶ月 = 55776円
105260円 - 55776円 = 49484円
上の式は二年分のSoftBankの通信料、下の式は通信料を差し引いたiPhone 4S端末代と考えられる額。
単純に端末代だけ見れば安いかもしれません。
しかし、その倍以上の額を使いもしないSoftBankの通信料として支払うわけです。
納得できますか?馬鹿馬鹿しいと思いませんか?
僕のように3G回線を使わない場合、海外通販をした方がいいと思います。
SIMロックフリーもついてきて、のちのちオークションで高値で売れます。
なによりニ年縛りがありません。売り払う時期も自由というわけ。
僕は海外通販でiPhone 4Sを購入するつもりです。
この記事を読んで心動いた人、僕の分の端末残しておいてくださいね。
二年縛りが永久縛りになる!?
既にかなり長くなりましたが、この話題がもちきりだったのでサラっと書いておきます。
事の発端はTwitterで僕が発言したこの内容、気付いたらRTされまくってました。
[blackbirdpie url="http://twitter.com/#!/suito1942/status/122547162029621249"]
この発言のあとに状況がハッキリ分かったんですが、この時は明らかに永久縛りになる流れでした。
僕のTLにガジェット好きが多いのもあるでしょうが、みなさんのアンテナの広さには本当に驚きました(笑)
さて、この件について、まず言っておかないといけないことがあります。
ほとんどの人はこの件に関係ない、ということです。
関係してくるのは、iPhone 3G/3GSを2010年4月27日以降に契約した人のみです。
RTされたTweetだけ読んで勘違いされた人も多いと思いますが、大多数には関係無い話です。
実を言うと僕にとっても関係無い話なんですが、一度気になると収まりがつかないので、一日歩きまわって調べていた次第です。
「まさに自分該当してるわ」という人は是非知ってもらいたい内容なので、一読いただければと思います。
自分に関係ないと分かっていても気になる人は、暇つぶしにでもどうぞ。
自分の携帯の更新月、覚えてますか?
ご存知かと思いますが、携帯電話を契約すると、もれなく二年縛りがついてきます。
「料金安くする代わりに二年間は我が社にお金落としてね」という暗黙のルールです。
このニ年縛り、日本三大キャリアのDocomo、SoftBank、KDDI全てで実施されていますが、実はSoftBankは他社と微妙に違います。
例えばDocomoの場合、ニ年縛りを与える対象はファミ割などの追加割引になります。
一方でSoftBankの場合は、ニ年縛りを与える対象がホワイトプランなどの基本使用料になっている人と、パケット定額などのデータ通信用プランになっている人の二通りが存在しています。
この辺の経緯はややこしいのですが、それはSoftBankの料金設定が原因。
「他社と比べてウチはココが安い!」の、"ココ"の定義をコロコロ変えるのが問題です。
そしてなんと、SoftBankには、ニ年縛りが二つある人もいれば、ゼロの人もいます。
説明が非常に長くなるので端折りますが、実際に僕は3GSの支払いがまだ終わってないけどニ年縛りはありません。
今回のニ年縛りが永久縛りになるかもしれない人は、ニ年縛りの対象を二つにし、二重で縛られようとしている人が該当します。
その簡単な見分け方が、iPhone 3G/3GSを2010年4月27日以降に契約した人というわけです。
該当する人は、ニ年縛りが二重になる場合があります。
どうやったらニ年縛りが二重になるの?
結論から言うと、データ通信用プランを固定額から変動額に変えると二重になります。
現在、SoftBankでは何故かニ年縛りの対象が二つあります。
一つがホワイトプラン(i)、もう一つがパケットし放題(変動額プラン)です。
先に挙げたiPhone 3G/3GSを2010年4月27日以降に契約した人は、現在はホワイトプラン(i)がニ年縛りの対象となっていますが、このニ年縛りを持ったままパケットし放題にプランを変更すると、二重でニ年縛りがかかることになります。
詳しく書くと、ホワイトプラン(i)の更新月が5月にあるのに対し、パケットし放題の更新月が新たに10月にセットされます。
結果、5月にも10月にも更新月があるので、解約時には必ずどちらかに引っかかってしまうというわけです。
更に言うと、実際にはもっと多くのパターンでニ年縛りが二重になる可能性はあります。
詳しくはご自身の契約内容を一度確認してみてください。
実はこれに該当する人、かなりオイシイんです
このニ年縛りが二つになる可能性について。そしてその対処法。
実はSoftBankのオペレーターも、把握してません。
三店舗で聞いてきましたが、全て回答は違いました。
A「ホワイトプランに統合されますよ」
B「当然二つになるよ、違約金払えよな」
C「自分よく分かんないんでこの専用回線からセンターの人と話してください(おい」
センターの人「分かり次第ご通達致します」
(センターの人と話す機会があるとは思ってなかったですが、一番堅い返事でした)
結局のところ、まだまとまっていないだけで、今は言った者勝ちの状態。
とりあえずは契約時に一言、「ニ年縛りなんとかしてください」と言ってみてください。
出来れば、パケットし放題にニ年縛りが付けられれば理想的ですね。
ホワイトプラン(i)に付くと、端末代を払い終わっても当分解約できなくなるので。
おそらく近い将来、ニ年縛りの対象はホワイトプラン(i)に統合されると思うので、通達が来る前に急いで手続きしましょう。
オペレーターがチンプンカンプンな今が狙い目です。
なんともならなかったら、Twitterで社長に直談判しましょう。
みなさんの朗報を期待しております。
余談
多分あり得ないけど、Bさん論の「違約金が必ず必要になる場合」の裏道をご紹介。
どちらかの更新月を狙って、もう一方のプランを変更すると、違約金を払わず解約できます。
ニ年縛りはホワイトプランとパケットし放題についているのがミソです。どちらかをその月だけ外せばいいだけ。
ホワイトプラン、もしくはパケットし放題の金額と、変更後プランの金額の差が、実質(笑)の違約金になります。
端折ってますが、詳しいことはBさん論が通ったときに書きます。
しかしこの「実質」って言い方、オペレーターも混乱してるからやめたほうがいいのでは・・・
4S発売日に実質無償キャンペーンにて、購入したものですが157にこの件について問い合わせました。
返信削除上記のホワイトプランに統合されるようになったようです。
4S発売日に実質無償キャンペーンにて、購入したものですが157にこの件について問い合わせました。
返信削除上記a案のホワイトプランと統合されるということになったそうです。
管理人様の余談の技も使えない事になります。