2010年6月16日水曜日

Input/Output(Output編)

Input、編集と続き、Outputです。Input/Outputの最後となります。


私のevernoteをOutputする手段は、大まかにiPhoneとPCクライアント、iPhoneアプリはevernote for iPhone、egretlist、awesome noteを使っています。前回の編集でノートを見る場所や使いたい時に合わせて、evernoteを弄っておけば、Outputの項では特に気にすることはないです。端末の電源とか周囲の電波状況が整っていれば、あとは当たり前に使うだけですから。とは言いましてもこれでは記事にする意味がないので、おなじみですが私の使い方を例に一つtipsをご紹介したいと思います。


PC編
・作成日を変える
ノートブックの分け方によっては、ノートブックごとに毎回必ず編集するノートがある場合があります。"勉強"ノートブックの"勉強の履歴"ノートだったり、"仕事"ノートブックの"日報のフォーマット"ノートだったりです。これらはすぐに取り出したいので、名前を弄ったり、決まったタグをつけたりするのが一般的ですが、作成日を変える方法が中々いい具合です。やり方は、すぐに見たいノートは作成日を未来に、逆に毎回見るわけでなくても場所を把握しておきたいノートは作成日を過去にします。たったこれだけです。こうすることでソート順を作成日にしたときに、すぐ見たいノートは最前に、把握しておきたいノートは最後になります。思い切って1000年単位で弄っておけば、他のソート順にしたときにもパッと見で分かりますし、作成日で検索するときにも適当にやっても他のノートが混じるのを避けられます。
実例を紹介しますと、私のtodoリスト。私は優先順位で作成するので★の名前のノートが最優先です。なので、このノートを充実させることが第一になるんですが、これらの作成日を3050年の未来に作られたことにしてます。★の優先順位順に並んで欲しい場合は、月日も少し弄ります。



過去にする場合も同じ具合で大丈夫です。また、作成日は"created:********"のクエリで検索できるので、ある程度自分で作成日にルールをつけておいたり、保存検索に登録しておけば、タグと同じ働きをさせることもできます。
ちなみに今これを書いて思ったんですが、3050年って2000年代と違うことはなんとか分かりますが、見やすいとは言えないですねw 視認性を上げるにはゾロ目とかにした方がいいかもしれないです。


iPhone編
・ノートブックのオフライン化
プレミアムユーザー限定にはなりますが、ノートブック単位でiPhoneのローカルに取り込む機能です。これがすごく快適でして、電波にまったく左右されずに、スムーズにevernoteが見れます。全ノートブックをオフラインにして、「wi-fiのみでアップロード」と併用すると、全てのノートブックにすぐアクセスできる上に、wi-fiが通ってない場所なら起動後すぐに回線を使うのを防げます。iPhoneでmacやPCクライアントと似た環境を作れるというわけです。これに惹かれてプレミアムになる人も多いでしょう。一方で、全てのノートブックをオフラインとすると容量的に苦しい人もいるでしょうが、よく見るノートを一つのノートブックにまとめることで、オフラインの消費量を最小限に抑えられます。私はiPhoneをメディアプレーヤーとしても使っているので、容量確保のために泣く泣く後者を選択しましたが、こちらも十分に快適でした。どちらを選ぶにしろ、evernoteはシステム上どんどん容量が増えるので、将来iPhoneに収まらなくなっても後者を選択できるよう、今のうちからオンラインとオフラインの境目は作っておいた方がいいでしょう。
ちなみにプレミアムユーザーでなくても、iPhone本家アプリでスターをつければノートをオフライン化できます。手間を惜しまない場合はこちらでも十分代用効くので、プレミアムを検討されている方はまずこちらを試してみてるといいとでしょう。


Outputのtipsというと、私が使っているのはこのくらいでしょうか。それほど真新しさもない使い方ですね…言い訳させてもらいますと、私はOutputに至る前に必要以上に前準備をするので、Outputのときは本当にただ使ってるだけなんです。そのせいで使っていても困ることはそれほどないですし、困っても問題点は編集の段階に落とし込むので、Outputのtipsと言ってもこれといって思い浮かばない、というのが本音です。ある程度適当にやって失敗を重ねた方が新しい使い方や発見は浮かびやすいですから、必要以上に構えると成長が止まる、という悪例ですね。ガチガチに固めすぎるのも考えものだなと思いました。
これではちょっと寸足らずな内容かな、ということで、蛇足ですが私が失敗から学んだOutput端末の有用性などを書いてみようと思います。(相変わらずタイトルからかけ離れていってますね、一向に進歩が無い…)


先程も書きましたように、私がOutputに使っているevernoteクライアントは、自宅PC(デスクトップ)、iPhoneの2つです。webクライアントもたまに使いますが、実家とインターネットカフェからが主なので、使う頻度はかなり低いです。見やすさの面ではPC>iPhoneは明らかなので、2つの住み分けは自然とPCの前かそれ以外で決まっていました。
しかしこの体制でちょっと困ったことがありました。それは、料理レシピや家電の取説など、PCモニタのサイズで見たいのに近くにiPhoneしかない時です。最初はなんとかiPhoneで頑張っていましたが、A4サイズのpdfをiPhoneで見るのはさすがにストレスがあります。結局evernoteは放棄して、レシピを覚えて作ったり、本段の奥深くから取説を持ってきたりしていました。
「何のためにevernoteを使ってるんだ?」と思いましたが、原因は明らかに私にあり、Outputを想定せずにいろいろと詰め込みすぎていました。まあ随分と情けない話なんですが、一度体験しないと気づかないことってありますよねw これがキッカケで、私はノートを編集するときにいろんな事を意識するようになりました。
このような使う場面が限られるノートは、場面に合ったガジェットが必要です。編集の段階でiPhoneでも見れるようにすれば、多少は改善できるでしょうが、pdfなどとなると編集しようにもあまり弄れませんし、ノートPCかiPadを使った方が明らかに無駄が無いです。電子機器を水に近づけたくない人はプリンタでもいいかもしれません。
この体験から見えるものは、evernoteを生活に溶け込ませるのであれば、Output方法の多様化は非常に重要だということです。見たいときにすぐ見れて、手元においておけるようなガジェットがあればevernoteをもっと便利に使えるのに、と思いました。それを満足するガジェットの筆頭はiPhoneなどのスマートフォンでしょう。しかしことOutputのみに注目すれば、最近話題沸騰中のiPadが最も適していると思います。ノートPCのキーボードを削いで機能をOutputに集約し、タッチパネルによってiPhoneクラスの操作性を持っている、まさに「見る」ために作られたようなガジェットです。別にevernoteのみでなく、web、写真、動画などのメディアビューアーを選ぶなら、現在の最適解と言っていいと思います。iPadなどの電子書籍ガジェットは、evernoteの利用範囲を限りなく身近なものにしてくれるでしょう。


・iPadとノートPCの使い分け


さて、私のようにiPadを絶賛する方は多数いらっしゃると思いますが、一方で「iPadとノートPCは何が違うの?」という声も聞きます。これに対する私の答えは"iPadはどこでもメディアに触れるもの、ノートPCはどこでも作業ができるもの"なんですが、お互いがある程度両立してしまっているせいか少しぼやけて見える人もいるようです。今回Input/Outputとして三段階に分けて記事を書きましたが、これを通して私は両者の使い分け方が少し見えてきたような気がしてます。というのは、両者の使い分けは最終的には、InputかOutputかの二択なんじゃないかなと思います。文章を書いたり動画を編集したり、Inputする場合はノートPC、インターネットを見たり本や動画を見たり、Outputする場合はiPad。もちろん簡単なことならお互いできますが、どちらにも向き不向きはあります。ノートPCでは縦画面での閲覧はできませんし、iPadではキーボードが無しでは高速なタイピングはできません。いろいろと住み分けの仕方はあるんでしょうが、具体性があり納得しやすい答えはInputかOutputか、じゃないでしょうか。


これでInput/Output企画を終わります。本当はバシッとOutputの記事で締めくくろうと思っていたんですが、どうもiPad色に染まってしまったようで、申し訳ないです。。
あと、ここまで言っておいてなんですが、私はiPadを持ってませんw ですので、この結論はあくまで考察になります。そこでこの答えはあり得るのか、近々iPadを買って検討してみようと思います。(買う理由付けみたいなもんですが…)なにはともあれ、今後はiPadも視野に入れてevernoteを弄っていこうと思います。

1 件のコメント:

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